前立腺肥大の漢方療法があるそう!

漢方
前立腺肥大には、薬物療法や手術などの治療法がありますが、なんと漢方療法もあるのですよ。漢方というと副作用が少なく穏やかなイメージですよね。
ここでは、どんな漢方が前立腺肥大に良いのかをまとめます。

漢方医学から見る前立腺肥大とは?

西洋医学では、前立腺肥大は、加齢に伴って男性ホルモンのバランスが崩れることが原因と考えられています。
一方、漢方医学では、前立腺肥大は「腎虚(じんきょ)」によって起こると考えられています。漢方でいう「腎」は、腎臓のことだけではなく、腎臓、膀胱、生殖器、生命エネルギーが低下している、胃腸が虚弱になっている、など広い意味で捉えられています。

前立腺肥大に効くとされている漢方とは?

前立腺肥大は、加齢によって起こるもので、症状の進行を抑える治療法がメインとなり、完治はなかなか難しい病気です。
こういう病気の場合は、西洋薬だけではなく、現れている症状を緩和し、全身状態を良い方向にコントロールする漢方療法も適しています。

前立腺肥大によく用いられる漢方薬には、体質によっていくつか分けられます。
ここでは一部をご紹介しましょう。
まず、胃腸が弱く、どちらかというとやせ型の人には、八味地黄丸、牛車腎気丸。
中肉中背の人で、胃腸の調子も普通の人には、猪苓湯、桂枝茯苓丸。
ガッチリ筋肉質タイプで胃腸が強い人は、桃核承気湯、竜胆瀉肝湯が処方されることが多いです。

まとめ

漢方療法は体質に合ったものを選べば症状がかなり改善するとされていますが、漢方医学の体質を見分ける「証」は、素人判断ではなかなか難しい部分がありますので、自己判断で選ばず、医師や漢方薬局など専門家に相談してみましょう。
また、副作用がほとんどなく穏やかなイメージですが、全く副作用がないわけではなく、副作用や効果の出方も個人差が大きいので、心配な人は副作用がほとんどないことで有名なサプリメントのノコギリヤシなどがおすすめではないでしょうか。